抹茶三号を構成する42枚を紹介する②

「抹茶三号を構成する42枚」のそれぞれについてコメントする記事。第2回目です。

 

前回はこちら↓

 

matcha3go.hatenablog.com

 

THE BLUE HEARTS / 野音 Live on ’94 6.18/19

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ブルーハーツの名盤はと聞かれてこのアルバムを挙げる人は少数派だろうか。きっと1stとか3rdを評価する人が多いとは思うんだが、自分は後期の曲も同じくらい好きなのとライブ盤の方が好きでこれを選出してみた次第。「旅人」や「夕暮れ」とか一般的にはあまり有名じゃないけど名曲だからもっと聴かれてほしい。「月の爆撃機」、人生で初めてライブハウスに出演した時に演奏したから思い出深いなあ。

 

The Beatles  / REVOLVER

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全ての基本としておなじみビートルズ。1曲目の「TAXMAN」ギターソロのかっこよさがビートルズにハマったきっかけだったな、一部ステレオのパン振りに時代を感じるが、サウンド自体は現代でも通用するレベルで初めて聴いた時は本当に驚いた。特に「I'm only sleeping」や「Tomorrow Never Knows」のサイケっぷりが最高。ロック同時代のアーティストと比較してもやっぱりセンスがずば抜けているのでその後の音楽の旗手となるのは当然か。後ジャケットがかっこいい。

 

 Frank Zappa and The Mothers / Roxy & Elsewhere

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抹茶三号、ザッパだーいすき。30枚以上はアルバムを持っているけど総合力を考えたらこれを一枚選ぶ。ユーモアのあるジャズロックとして完成度が凄まじいし、部分的にオーバーダブされているとはいえ演奏が上手すぎる。「Pygmy Twylyte」から「Dummy Up」へのつなぎ部分とか、いつ聴いても気持ちよくて好きだ。あと40年越しに映像をリリースしてくれて本当にありがたい……。

 

INU / 飯喰うな!

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邦楽80年代パンク屈指の名盤。後に町田康として芥川賞を受賞するボーカル、町田町蔵のずば抜けた歌詞のセンスが面白すぎるし、今聴いても新鮮で超次元なギタープレイがすごい。曲だと「インロウタキン」が好きだな、脳内で無限ループすることあり。自分は町田康先生の「くっすん大黒」がきっかけで「本を読む」という行為にのめり込み、最終的に大学で文学部を選ぶことになったので町田さんが自分の人生に与えた影響は計り知れないと思う。それに伴って社会性もやや失った気がする。

 

NUMBER GIRL / シブヤROCKTRANSDORMED状態

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中学の時分は主にTSUTAYAのCDレンタルが音楽を摂取する方法だったのだが、近所のTSUTAYAにはスタジオ盤の「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」が置いておらず、「透明少女」を聴くにはベスト盤かライブ盤のこのアルバムしか選択肢がなかった。両方借りて、ライブのギラッギラな感じが詰まっていてベスト盤よりもこっちの方をよく聴いていた思い出深い一枚。この頃の向井さんの絶叫も含めて本当に、ギラッギラ。

 

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / High Time

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ナンバガの例に洩れず、ミッシェルがなぜかこれしか無いTSUTAYA。「ギヤ・ブルーズ」とかが名盤として挙げられることが多いけれどもこのアルバムも相当かっこよいですよ。代表曲「シャンデリア」よりも「sweet MONACO」のカッティングが個人的には最強。ライブだとまさにマシンガンカッティングでチョー気持ちい。テレキャスターが欲しくなる。

 

くるり / アンテナ

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くるりの良さは大学生の後半になるぐらいまでよくわかっていなかったが、改めてちゃんと聴いた「How to go」に度肝を抜かれた。古臭さがなくいつまでも聴いてられるサウンドで、2000年代邦ロックの1つの到達点と言いきって良いと思う。「morning pepar」とかもバンドでコピーしたが、もう最高にかっこいいギターロックですよねえ。。。

 

ドラちゃんもいいよね、と言っています。

 

その③へ続く!