「抹茶三号を構成する42枚」のそれぞれについてコメントする記事。第5回目です。
前回はこちら↓
- Ramones / Ramones
- AC/DC / If You Want Blood You've Got It
- Green Day / Dookie
- Red Hot Chili Peppers / Californication
- Casiopea / Mint Jams
- ギターウルフ / ジェット・ジェネレーション
- BUMP OF CHICKEN / THE LIVING DEAD
Ramones / Ramones
パンクの祖ということもあって初めて聴く際、もっと破壊的なサウンドを想像していたから若干拍子抜けした覚えがある。ちょっとサウンド的にはしょぼめだが、それでもこのモノクロのジャケット写真、ギターソロも無い単純明快な曲で30分突っ走るシンプルさに当時心つかまれた。最近の音楽は難しすぎる!スリーコードで世界は変えられるのだということを教えてくれる一枚。個人的には「Now I Wanna Sniff Some Glue」の歌詞が好き。
AC/DC / If You Want Blood You've Got It
シンプルなロック!といえばAC/DCも負けてはいない。一枚選ぶならこのライブアルバムか。観客の手拍子から徐々にアガってくる1曲目「Riff Raff」が特にかっこいい。AC/DCにしては複雑めなギターリフが渋い。アルバム通してボン・スコットの天井まで突き抜けるハイトーンボイスが気持ちいいんだよなあ、ブライアンには申し訳ないが……。あと邦題が「ギター殺人事件」なの面白すぎるかもしれない。もうちょっとなんかあるだろ。
Green Day / Dookie
王道ロックが続く。現代に生きるロック好きでグリーンデイ聴いてない人間なんているのか?でも意外とそこそこいるか。まあそれはともかく、代表曲「Basket case」が良い曲であることなんて全人類知っているので、自分は「When I Come Around」をおすすめしてみる。曲が良いのはもちろんのこと、1994年開催のウッドストックでこの曲の演奏中、右手に観客の投げた泥が直撃しても演奏を続けるビリーの大物っぷりが最高。
Red Hot Chili Peppers / Californication
なんだか洋楽好きの高校生がセレクトしたみたいなアルバムが続くな!!でも実際高校の頃に聴いて血肉になっている=自分を構成しているから仕方ないか。レッチリのアルバムって結構通しで聴くと個人的にはしんどくなっちゃうんだけどこれはスッと聴けるから好きだった。1999年のウッドストックのライブ映像もかなり良くて、登場時から全裸のフリーがポコチンぶらぶらさせてるのとか、ギターの接触不良で「Around The World」のイントロがほぼ無になるハプニングとか定期的に見返しちゃうな(全裸のせいで年齢制限かかっちゃってここに貼れないから各自調べるように)。
Casiopea / Mint Jams
ジャズ好きの父親の影響で知ったアルバム。ライブ盤であることが信じられないレベルで演奏が上手くて最高。中学生の頃に聴いてこりゃすげーと思ったが、年々自分の中でも「テイク・ミー」とかの良さがじわじわしみてきていて、感性が熟成されていく感覚がある。CASIOPEAは当時から世界的に評価されていたが、最近また海外人気が高くなってるらしくてまあーレコードが高いのなんの。広島のレコ屋で600円で売られてたの買えばよかったな本当に。
ギターウルフ / ジェット・ジェネレーション
うるせ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!初めて聴いた時、なんだコレ!?!?という衝撃度がすごすぎた。ぐっちゃぐちゃの音質で駆け抜けるハイパーロックンロールアルバム。ちょっともうこれは言葉では説明するより、耳で感じてほしいかもしれない。そして鼓膜を破壊しろ!!!
BUMP OF CHICKEN / THE LIVING DEAD
ここにきてバンプ!?って感じだが、なんだかんだいいよね、バンプ。音楽の聴き始め頃によく聴いていたアーティストだから、個人的には結構なじみ深い。このアルバムはオープニングとエンディング的なものが用意されていて、そういうタイプのコンセプトアルバムに初めて触れた原体験なこともあって思入れ深い一枚。収録曲、どれも歌詞がイイ!
いつ見てもすごいジャケットだな……
次回、最終回!