抹茶三号を構成する42枚を紹介する④

「抹茶三号を構成する42枚」のそれぞれについてコメントする記事。第4回目です。

 

前回はこちら↓

 

matcha3go.hatenablog.com

 

Herbie Hancock / Head Hunters

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ロック系中心に選出してきたけど、たまにはジャズを。「Chameleon」のベースシンセだけで一生聴いてられるアルバム。センター試験本番の休憩時間、外音を遮断して心を無にするためにずっとこのアルバムを聴いていた思い出。インストだから心を無にするにはちょうどよかったし、実際本番の点数も自己ベストを叩き出して第一志望の大学に現役合格できたことを考えると「私を構成する」一枚であることに間違いない。なお大学は卒論出せずに留年した模様。

 

Led Zeppelin / Led Zeppelin II

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かっけえっす。ただそれだけ。1stもいいけど個人的にはIIの方が通しで聴きやすくて好き。「Whole Lotta Love」の途中サイケな感じからギターソロがぶっこまれるのいつ聴いてもすごい。というか音作りのセンスがずば抜けてんなあ。最近改めて「HeartBreaker」のギターソロをちゃんと聴いてみたら、ジミーペイジ全然弾けてなくてウケちゃった。右手と左手が明らかに合ってなくて、逆に完コピが無理ゲー。でもいいんです。かっこいいので。

 

Jimi Hendrix / Electric Lady Land

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自分がギターを弾き始めるきっかけとなったギタリストが坂本慎太郎で、その坂本さんが影響を受けているのがジミヘンということもあって間接的にかなり影響を受けていると思う。どのアルバムも好きだけど一枚選ぶならこれ。地元のライブハウスに行ったとき、バンドの転換時にこのアルバムの「Voodoo Chile」フルバージョンが爆音で流れていてすごかった。ライブ音源爆音で聴くとまるでウッドストックにいるような気分だったよ。コピーしてみると分かるけど表現力がすごいんだよなあ。最近 little wing練習してます。今更感。

 

The Rolling Stones / Let it Bleed

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正直ストーンズよりもビートルズ派ではあるからストーンズで思入れ深いアルバムは少ないのだけど、このアルバムは大好き。Gimme Shelterでじわっ……と始まる感じがたまらない。結構泥臭いブルース系の曲が多めなのもいい感じ。国内盤でもいいからレコードで聴きたいとずっと思ってるけどめったに中古レコード屋で見ない気がする。あったら誰か教えてください。

 

Miles Davis / On the Corner

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マイルスデイビスは20枚ボックスを父親から買い与えられたこともあり、一時期よく聴いていた。当時は円高で輸入盤が安かったんだ、そういえば。その20枚の中でも異彩を放つこのアルバムの衝撃はすごかった。ジャズなのかファンクなのか何なのかよくわからない唯一無二の音世界は酒飲みながら聞くと完全にトリップ出来る。狂気じみたサウンドCaptain BeefHeart & His Magic Band / Trout Mask Replicaと同様、音楽は自由であることを教えてくれる気がする。

 

The Stooges / Raw Power

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探して壊す、でお馴染み「Search and Destroy」で幕を開ける衝撃たるや。元祖、破壊的なガレージサウンドって感じで実家のような安心感。でもこれ選出した時には気づかなかったけどその1曲とジャケットのかっこよさで選出してしまった感があるな。内容的には結構1stも好きなんだけど……まあいいか。それにしても邦題が「淫力魔人」なのすごすぎるだろ。

Emerson, Lake & Palmer / Tarkus

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ELP!ふとした時に聞きたくなる名盤。キーボードの音の感じがとっつきにくいと感じる人が多いらしいけど、自分は結構好き(個人的にはGenesisの方がとっつきづらさを感じる)。一部聞いただけでああELPだと分かる個性があるし。表題曲がやっぱりいつ聴いてもかっこよく、時代を考えるとかなり先を行ったサウンドだよなと思わされる。まあレコードでB面を聴くことは殆ど無いんですけど……

 

 

今回取り上げたうちの2枚は帯付き国内盤を所有。ツェッペリンのサイケな感じ、そして昭和のペンキ屋みたいな力強いELPの題字が素晴らしい!

 

第5回につづく!